睡眠不足からくる体調不良で悩んでいませんか?
日本人は睡眠不足で悩んでいる人がとても多いです。
睡眠不足から慢性体調不良になって、風邪薬を常用している人も多く、とても危険だ、
ということは別の記事
睡眠不足で体調不良?風邪薬に頼っていませんか?
でお話しました。
では、睡眠不足解消のためには具体的にどうしたらいいでしょうか?
今日は私が実際にやってみて効果のあった対策をご紹介します。
目次はこちら
眠れないのは身体と心がリラックスしていないから
そもそも眠れないのは身体と心が緊張しているからです。
直前まで仕事をしていたりゲームをしていたりで頭がフル回転だったり、
明日のプレゼンが気になったり、今日言われた嫌味が気になったりでいろいろ考えていると、心は興奮しています。
その昔、野生の動物などの外敵から身を守り、食糧を得るために狩りをしなければいけなかった時代、人間は戦闘態勢になると興奮して身体が緊張していました。
現代になって物理的な戦闘をする必要がなくても、
「敵だ!」
「危険」
「チャンス!」
のようなシグナルが発せられると戦闘態勢に備えて
交感神経からアドレナリンが分泌され、心は興奮し、身体は緊張します。
戦闘体制なわけですから、当然、この状態では寝られません。
心地よく眠るためには、交感神経ではなく、副交感神経優位になる必要があります。
副交感神経優位なのが身体と心がリラックスした状態です。
とは言え、どうやったらリラックスできるのか、それが難しいですよね。
身体と心をリラックスさせるとっておきの方法
なかなか眠れなくて困っていたときに、私が試した方法がヨガです。
最初の目的は、肩こりや便秘を解消することだったんですが、意外にも睡眠にとても大きな効果がありました。
ヨガとストレッチの違い
単なるストレッチでもやらないよりいいかもしれませんが、ストレッチとヨガには大きな違いがあります。
それは、ヨガには呼吸法がセットになっていて、「身体に気(プラーナ)をめぐらせる」という考え方があることです。
通常のストレッチでは単に身体を動かすだけですが、ヨガの場合は、刺激を感じる部分に気(プラーナ)を送り、そこで何が起こるかをじっと観察します。
だからポーズは慌ててやってはいけないのです。
そうしていると、プラーナが送られたことで、固まっていた部分がだんだん緩んでくるのが実感されます。
身体が固いときには、曲げたりひねったりポーズをとっても半分も形にならないことはよくあります。
でも、形になるならないが問題ではないのがヨガの良いところです。
ちょうど限界と感じる刺激のある部分に意識を向けてゆっくり呼吸をすると、
「プラーナを送る」という感じがわかってきます。
これは日常ではわからないので、この気(プラーナ)の流れが感じられるようになること自体、凄いことなのかもしれません。
そこで、ゆっくり何回か呼吸をしてプラーナを意識して送っていると、
硬かった身体がだんだんとほぐれて、できなかったポーズが少しずつできるようになっていきます。
それを感じることに集中しているうちに、身体は勝手にリラックスしてくれるのです。
その状態を味わったところで布団に入ってみてください。
これにかかる時間はせいぜい15分くらいです。
朝起きたときに身体が軽い
この状態で眠りに付くと、早く寝付けるだけではなくて、ぐっすり眠ることができます。
私は毎日、パソコンに向かって長時間仕事をしていたせいで、ヨガをやる前には、肩と背中ががちがちに凝っていました。
今の世の中では、似たような人も多いのではないかと思います。
最初はちょっとした肩こりだったのが徐々に悪化していって、朝起きたときから肩から背中にかけて固まっている状態になっていました。
起きた時点で既に「疲れた」感じなのです。
「これはなんとかしなければ」
と思って始めたのが、昔、少しかじったことのあるヨガでした。
昔やったときは若かったので、肩こりはほとんどなく、ポーズもかなりの程度できていたんですが、
最近挑戦したときには、前にできたポーズが全然できなくなっていました。
それでも、効果の実感は以前よりも大きかったんです。
数日後には、背中が固まっている状態はなくなり、さらに数日後には、肩こりもなくなっていました。
目覚めたときに身体が軽くて、本当に気持ちよく、その効果にびっくりしたものです。
1日に使えるエネルギーを高めるために
心と身体をリラックスさせられる効果は、単に寝付きを良くしたり、肩こりをなくしたりすることだけではありません。
朝起きたときに気持ちが良いと、それだけでその日1日を始める気構えが全然違ってきます。
すぐにフル回転で動き出せるので、調子が出て来るのが10時くらいになってからだったときとは生産性が全然違います。
これで、毎日の生活の質にとても大きく改善されました。
ヨガはある程度覚えてしまうと、日中や、朝起きたときなどにもすることができます。
慣れてくると、呼吸と一緒にポーズをとるだけで条件反射的に気持ちが落ち着きます。
身体に意識を向けることで、今、悩んでいることから、ちょっと離れ、冷静になって見られるようになります。
始めはなかなか難しいと言われる瞑想も、ヨガのポーズをとりながらだと自然にその状態に入ることができます。
現代のようにストレスの多い世の中では、質の高い睡眠の確保はもちろん、自分が気持ちを落ち着かせる方法、リラックスできる方法を一つ持っていると、とても心強いですね。
簡単にヨガを始めるには
近くに教えてくれる教室があれば、最初は先生から教わってみるのが一番ですが、今はかなり優秀なDVD付き書籍なども売っているので、
初心者用の評判の良いものを一つ購入して、毎日少しずつでも続けていかれることをおすすめします。
寝る前に最適なプログラムを提供しているものも多いので、探してみてはいかがでしょうか?
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