熱が出ると不思議と目が痛くなることもありますよね。それは普通は風邪の症状から来ているものです。
「そうか、熱で目が痛くなるのの風邪の症状か」と大人の場合はそれでいい、のですが子供の場合は胸をなで下ろすのは危険です。特に幼児の場合。気付かずにほっておくと取り返しのつかないことになる可能性があります。
幼児で熱が出た時に要注意とはどんなことでしょうか?
熱で目が痛い理由
まずは一般的な熱による目が痛くなる理由から。目が痛くなる理由は2つあります。
まず風邪での発熱する場合です。発熱した後頭痛により目の奥の痛みや眉間が痛いと感じてしまうものです。
そしてせきによる場合。風邪の症状せき・たん・鼻水・くしゃみって出てくる衝撃により多くの筋肉を使い緊張します。この緊張により視神経を痛めることになります。視神経を痛め目が痛いと感じるようになります。
ただし風邪による眼痛がこの2つのケースなら風邪の症状が和らぐとともに目の痛みも取れてきます。
補足として、眼精疲労で悩んでいる方は視神経が痛めているため発熱で頭の血行が変わると痛みを感じやすく、頭痛が起こりやすい方もいます。
眼精疲労による目の痛みかと思われる方は、お医者さんに行って原因を確認してみて下さい。原因が目の使いすぎかもしれませんし、頭痛や首・肩・腰のこりによる血行不良かもしれません。いずれにしても、あなたにあった対処を見つけることが重要になります。
これが一般的な目が痛くなる風邪の症状です。風邪の症状ですので基本休みを取ると回復するものが多いです。疲れやストレスがたまってるなら仕事を休むのも手だと思います。
次は子供の症状。先にも言った通り要注意です。
注意!子供の発熱
子供の熱で目が痛い場合は、感染症を念頭に置いてください。
症状としては、熱・頭痛・吐き気・嘔吐にくわえ、けいれん・意識障害が起こると感染症の可能性が出てきます。
こういう症状が出ると小児科医は症状から2つの感染症「髄膜炎」「脳炎」を疑います。この2つの感染症はウイルスにより脳にダメージを受けたり最悪死んでしまうこともあるとか。
ただの風邪かもしれませんが、我が子のことを考えると注意してもし過ぎることはありません。迷わず病院に連れて行ってください。お子さんが普通の風邪であることを願うばかりです。
風邪・熱は子供からのメッセージ
それほどひどくなかったら一安心。ただ風邪・熱って子供からのメッセージじゃないかなと思うのですがいかがでしょう。そう感じることってありませんか?
縁あって、自分の子供として生まれて来てくれて、同じ屋根の下で暮らしています。この縁が自分と子供をつないでくれています。
中学生・高校生と大きくなると体も丈夫になると1人の人間ですが、幼児や小学生の場合は、すぐ転んでケガすることも多いですし、風邪をひきやすかったりします。
不思議とこちら側が体調悪い時や仕事で調子で悪い時ほど、子供も風邪ひいたりすることもありませんか?もしかして命を分け合って一緒に生きているのかもとたまに考えたりします。自分と子供はそれぞれ別の人間ですが、母親ならお腹を痛めた我が子。特別な一体感を感じることもあると思います。
風邪をひく事もそれは子供からの声にならない心からメッセージかもしれません。
「お父さん・お母さん、かまって!」かもしれないですし、「疲れてるなら休んでね!」かもしれません。一緒に痛いという叫びかもしれません。そのメッセージにそっと心を傾けてください。
今という時間を一緒に過ごす事が、子供とのこれからの人生を豊かにするきっかけになるかもしれません。お大事に。
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